アロマでお悩み解決! 肌質別スキンケア
乾燥や花粉が気になる時期、お肌の「ゆらぎ」を感じていませんか?たくさんクリームを塗っても夕方には乾燥したり、逆に脂取り紙でとってもとってもベタつきを感じたり…。そんなお悩みをお持ちの方も多いと思います。実は自分の肌質を知ることでいつものケア方法が変わってきます。そして肌質は変えることができるんですよ。 今回は自分の肌質に合わせたお手入れ方法と、ケアができるアロマの組み合わせをお伝えします。
2019年03月01日更新
記事の目次
[1]あなたの「肌質」はどのタイプ? 見分け方はこうしてみて
肌質は大きく分けて4つに分けられます。
・オイリー肌(脂性肌)
・ノーマル肌(普通肌)
・ドライ肌(乾燥)
・コンビネーション肌(混合肌)
季節や体調、ホルモンバランスによっても変化しますのが、洗顔後の何もつけずに5分ほど置いてみてください。
5分ほど経ってから両手でお顔の状態を確かめましょう。
この時、カサカサやヒリヒリ感を感じたら「ドライ肌」に傾いています。反対に小鼻の周りやTゾーンにベタつきを感じたら「オイリー肌」です。
頬は乾燥するのにTゾーンがべたつくのは「コンビネーション肌」。
5分経ってももっちり感あるときは「ノーマル肌」と考えて大丈夫です。
肌質によって選ぶべき、スキンケアアイテムやケアの方法が違います。
自分の肌に合わせてアイテムを見直すと、悩みの解消へとつながるかもしれません。
[2]毎日きちんとしてる? クレンジングは丁寧に
「毎晩のクレンジングって面倒で適当になっちゃう…」という方もいるのでは?
でも毎日のメイクをきっちり落とさないと色素沈着、吹き出物や肌荒れの原因になってしまいます。
理想は「メイクした時間の同じ時間をかけて丁寧に」です。
肌質によって使うクレンジング剤を変えてみてくださいね。
オイリー肌には「クレンジングオイル」が理想的
「クレンジングオイル」は洗浄力が高く目元、口元のポイントメイクや油性のファンデーションを落とすのに優れています。
オイリー肌の方はメイクをする際にファンデーションをきっちり塗る方が多いですよね。きっちりメイクを落とす場合はやはりオイルタイプを使うのがベストです。
ただし使う際に気をつけたいのが「乳化」の作業をしっかりすることです。
ファンデーションなどの汚れをオイルで包み込んでお肌から引き離す際の手順が「乳化」です。
クレンジングオイルをお顔に行き渡らせたら、ぬるま湯を手に取ってお顔全体にクルクルと馴染ませてください。
ふっと指が軽くなったら「乳化」が終わった合図。オイルが白濁しているのでぬるま湯で洗い流しましょう。
ノーマル肌、ドライ肌の方は「ジェルタイプ」「ミルクタイプ」
「ジェルタイプ」「ミルクタイプ」のクレンジング剤はお肌に優しく、保湿をしながら汚れだけを取り除いてくれます。
手に乗せたジェルやミルクを両手で包んで少し温めてから、お顔全体に馴染ませます。
ここでポイントは大きめのコットンを水で湿らせて、顔になじませた洗顔料を拭き取ること。
直接洗い流すよりも、汚れがきちんと落ちる上にお肌に優しいです。
ドライ肌の方は特にこのひと手間があると乾燥を感じにくくなりますよ。
コンビネーション肌には使い分け
コンビネーション肌の方にはクレンジングの使い分けをおすすめします。
脂っぽくべたつくTゾーンや小鼻、顎先には「オイルタイプ」を使い生え際や頬などには「ジェルタイプ」を使ってみてください。
少し面倒かもしれませんが、この使い分けがお肌を落ち着かせる最大のケアになります。
[3]洗顔からスキンケアは始まっている!
クレンジングを終えたら汚れは全て落ちているのでしょうか?
実はクレンジングと洗顔では落とせる汚れが違います。
クレンジングがファンデーションやメイクなどの脂性の汚れを落とすのに対し、洗顔料は顔についた埃や花粉、自分で出した余分な皮脂などを落としてくれます。
洗顔もスキンケアの一部と考えて丁寧に行うようにしましょう。
オイリー肌には「クレイ」や「酵素」などを
天然の粘土を使った洗顔料は、毛穴の汚れを吸着して綺麗に取り去ってくれます。
モンモリロナイト、カオリン、ガスールなどの種類があり洗浄力や保湿力が変わりますので自分の肌に合わせて使ってみてください。
また酵素は顔の一番上にある角質層を柔らかくしてごわつきを取り除きます。
週に1度のスペシャルケアとして取り入れてみてください。
ノーマル肌の方は「固形石鹸」や「クリームタイプ」を
ノーマル肌の方は固形石鹸やクリームを使ってください。この時気をつけていただきたいのは「泡だて」です。
泡だてネットを使ってキャッチボールができるくらいまでの硬さを目指しましょう。
硬い泡は顔を擦らずに汚れを吸着してくれますので、「キューッ、ポンッ」のリズムで当てていきます。「キューッ」で泡全体を顔に押し当てて、「ポンッ」で手を離します。泡が顔に残らないようにリズムをつけるのがコツです。
毛穴の汚れを取り去るとそのまま毛穴がキュッと引き締まるのでおすすめの洗顔法です。
ドライ肌の方は洗い流しの温度に要注意
ドライ肌の方は保湿メインの洗顔料を選んでください。そして洗い流しのぬるま湯の温度にはとても注意が必要です。
シャワーを浴びてそのまま体と同じ温度のお湯を顔に当てていませんか?
実は洗い流しに最適な温度は32℃なんです。顔の表面の温度がこの32℃なのでこれ以上でもこれ以下でも汚れは落ちません。
意外と「冷たい」と感じるかもしれませんが、この温度を守るだけで乾燥が気にならなくなります。
[4]化粧水はどんな肌質でも丁寧につけて!
化粧水は大きく3つに分けられます。
「柔軟化粧水」「拭き取り化粧水」「収れん化粧水」です。
化粧水は「トナー」とも呼ばれ「整える」という意味です。
クレンジングと洗顔で綺麗になった肌が初めて迎える美容成分なので丁寧につけてあげましょう。
手でつけてもコットンでつけても大丈夫です。
肌質に合わせて、化粧水にエッセンシャルオイルを合わせて使うとより効果が高まります。
オイリー肌には余分な皮脂を抑えるエッセンシャルオイル
サイプレス
ゼラニウム
ラベンダー
ドライ肌には保湿メインのエッセンシャルオイル
カモミール
フランキンセンス
ローズ
ノーマル肌はエイジングケアのためのエッセンシャルオイル
カモミール
フランキンセンス
イランイラン
どの場合も化粧水に混ぜる場合は100mlに対して1滴くらいの濃さにしてください。
「ベルガモット」「レモン」「グレープフルーツ」「オレンジビター」などの柑橘系エッセンシャルオイルには肌に付いた状態で紫外線に当たると皮膚にダメージを与える「光毒性」という作用があるので、肌には直接つけないよう気を付けてください。
[5]乳液やクリームはスキンケアの最後に必要です
化粧水だけでスキンケアを終わらせる方いらっしゃいませんか?
乳液やクリームは化粧水で保湿した肌に蓋をする役割を持っています。せっかく化粧水で潤いを与えたのですから、きちんと蓋をして水分を逃さないようにしてください。
これは肌質は関係なく、オイリーの方にも絶対に必要な作業です。
ベタつきが気になる方は乳液の「さっぱり」タイプ、ドライ肌の方はクリームの「しっとり」タイプと、つけた時の感触で選んでみてください。
乳液やクリームが無香料ならばアロマオイルを混ぜてもOKです。
[6]肌質が変わるのを感じるために1ヶ月続けましょう
いかがでしたでしょうか?
自分がどのタイプの肌質か知っていても「アイテム」や「使い方」にまではあまり気をかけていなかった、というあなた。
角質層のターンオーバーは28日が目安なので、いちど試したアイテムや使い方はまずは1ヶ月続けてみてください。
何より、丁寧にお肌に向き合うときちんとお肌は応えてくれます。
また、アロマを合わせて使用することで香りによる効果もあわせて心もリフレッシュしたり、癒されたりします。
肌が綺麗になると毎日鏡を見るのが楽しくなって、気持ちも前向きになりますよね。
ちょっとした工夫でケアを楽しんでください。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。